見えているもの見えていないもの


今年もまた馬酔木の花が咲きだした。

 

昨年、敷地内に垣根のように植えられた
その馬酔木の群生を初めて目にして
歓喜したのがもう遠い昔のような(笑)

 

2年目のそれはもう私にとっては当たり前の光景で、
今年も咲いたね、くらいの穏やかな気持ち。


そして今年。
ふとバスの窓から見えたその黄色はとても立派で。

 

敷地内は隈なく回っていたはずなのにまったく気がついていなかった。

 

私自身がそこで迎える初めての春、
あちらこちらで見かける馬酔木に夢中になっていて、
たった1本のその存在はまったく見えてなかった、ということ。

 

2年目、そこに咲く花たちは変わらない。
それでも私自身はこんな初めての出会いがあったりするわけで、
見えているもの、見えていないもの、、
それはたぶんもっともっとたくさんあるのだろうと思う。

 

何かに夢中になっていると周りのものは目にはいらない。
恋愛に例えてみるとわかりやすい。
いや、結婚に例えてみるともっとわかりやすいかも(笑)

 

また会えたね、という穏やかな感情は
とても大事なものだけれど、
初めてのドキドキ、これもまたたまらない。

いや、浮気じゃないからね、、
馬酔木に言い訳などしてみる(笑)

 

 

 

Littlenap
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Photograph&Design
「写真で遊ぶ・楽しむ」をモットーに。日々ゆるゆると。